月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年7月15日(水)

ホセア5章 悔い改めを待つ神

  

彼らが罪を認めて、わたしを尋ね求め
苦しみの中で、わたしを捜し求めるまで。(ホセア5:15)

 預言者ホセアは、イスラエルの指導者である祭司、長老、王に警告します。当時、タボル山でバアル礼拝が行われていたようです。人びとが偽りの神々に犠牲をささげるのは、指導者たちに責任があります。ここで指導者たちの罪は「自らの高慢だ」と指摘されています。それは、生ける神に心を向けず、自分たちを正しいとする罪です。

 ホセアが遣わされたヤロブアム二世の時代は、イスラエルが繁栄を享受した時代でした。その繁栄は神が与えたものです。けれども人びとは、神の祝福ではなく、自分たちの手でそれを得たものと考えて、欲望の虜になっていました。人びとは占いや偶像に依り頼み、欲望を満たそうとして神から離れていきました。やがて政治的な混乱、クーデターが多発し、王は暗殺され、政治も混乱の時代になります。それでも彼らはホセアの言葉に耳を傾けません。

 そこで神は、戦争による罰を与えると語りました。それは、「彼らが罪を認めて、わたしを尋ね求め、苦しみの中で、わたしを捜し求めるまで」です。神は、悔い改めを待つお方です。

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