月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年6月14日(日)

マタイ28章16-20節 行く道、キリスト

  

「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。…わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイ28:18-20)

 弟子たちがまず行ったのは、身近な人びとのところでした。つい先日まで、その人びとを恐れて、閉じこもっていました(ヨハ20章19節)。キリストの弟子になるなどとんでもないと考えている人びとでもあります。家族さえ、その中に含まれます。

 身近な人びととの関係が難しいものとなるのは、つらいことです。歓迎されないところに行って、心を閉ざしている人に、何を教えることができるでしょうか。聞く耳を持たないだけでなく、怒り出すかもしれません。けれども、使徒の派遣は、まずそこから始まりました。人間のことを考えたなら、行くことはできません。しかし、キリストのことを考えたなら、行くべき理由が見えてきます。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、…」なのです。

 それだけではなく、心を閉ざした人びとに近づく道も見えてきます。「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」。人びとに近づく道は、キリストにあります。まず自分がキリストを知り、天と地の一切の権能を授けられた御方を知りながら、近づきます。

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