新しい神殿の幻の続きです。案内の天使は、エゼキエルを拝殿に連れて行き、正面の奧のある部分を測り、「ここが至聖所である」と言いました。その至聖所は、以前の神殿の至聖所とはかなり様子が違っています。以前の神殿では、至聖所と聖所が垂れ幕によってはっきりと分けられ、一年に一度、贖罪の日に、いけにえの血を携えた大祭司しかそこに入ることができませんでした。しかし、この新しい神殿の至聖所には、その垂れ幕の描写が一切ありません。エゼキエルが、この垂れ幕なしの至聖所を見たときの感動は、どれほどのものだったでしょう。更に、拝殿の奥の面まで奥行きを測ると20アンマ、その横幅も20アンマであった。そして彼はわたしに、「ここが至聖所である」と言った。(エゼキエル41:4)