月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年3月 8日(日)

マタイ4章1-11節 御言葉に立ち続ける者として

  

イエスはお答えになった。「『人はパンだけで生きるものではない。
神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』
と書いてある。」(マタイ4:4)

 キリストは、伝道を開始される前に「40日間」の試練を受けられました。その悪魔の誘惑のなかで主イエスは、申命記の言葉を用いてすべての誘惑に勝利されました。そこで用いられた御言葉はすべて、出エジプトにおけるイスラエルの「40年」の荒れ野の旅路を思い起こさせます。

 申命記8章2節にこうあります。「あなたの神、主が導かれたこの40年の荒れ野の旅を思い起こしなさい。こうして主はあなたを苦しめて試し、あなたの心にあること、すなわち御自分の戒めを守るかどうかを知ろうとされた」。このあと、主イエスが引用された上記の有名な御言葉へと繋がっていきます。つまり、主イエスは悪魔の誘惑のなかでこの御言葉を実践されたのでした。

 今、私たちは「40日間」に及ぶ「四旬節」を過ごしています。キリストはこの後も御言葉に立ち続けられ十字架へと向かわれました。私たちもこの時、それぞれにあった救いの出来事、奴隷の家からの解放の出来事を覚え、神に感謝して、御言葉に立ち続けたく思います。私たちは神の口から出る一つ一つの言葉に生かされるのです。

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