月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年2月 1日(土)

士師2章 尽きることのない主の憐れみ

  

主の僕、ヌンの子ヨシュアは110歳の生涯を閉じ、…その世代が皆絶えて先祖のもとに集められると、その後に、主を知らず、主がイスラエルに行われた御業も知らない別の世代が興った。(士師2:8,10)

 指導者ヨシュアが亡くなりました。それでも、神のなさった大いなる御業を見た長老たちが生きている間、民は主に仕えました。しかし、次の世代になると、「主を知らず」、主の「御業も知ら」ず(10節)、カナンの豊饒の神バアルやアシュトレトを拝むようになります。神は怒りに燃え、敵の手に民を任せ、略奪されるがままになさいました。

 苦しみ呻く民を神は憐れみ、士師を立てて、外敵から救ってくださいます。ところが、その士師が死ぬと、神の民は以前よりひどく堕落しました。

 このように、神の民はまるでらせん階段を転がり落ちるかのように悪くなります。これは、神の裁きであると同時に、異教の民の中で信仰の節操を彼らが守るかどうか、試みるためでもありました(22節)。

 その後も主は民を憐れんで、士師を送ってくださいます。背き続ける民を憐み、何度でも。ここに暗い時代を照らす光があります。神に従うことができない民の代わりに主イエスが父なる神に従いきることで、私たちの命を勝ち取ってくださったのです。

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