月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年1月12日(日)

ヨハネ1章29-42節 世の罪を取り除く神の小羊

  

イエスは、「来なさい、そうすれば分かる」と言われた。そこで、彼らはついて行って、どこにイエスが泊まっておられるかを見た。そしてその日は、イエスのもとに泊まった。午後4時ごろのことである。(ヨハネ1:39)

 二人の弟子を伴っていたヨハネは、歩いておられる主イエスに目を留めて、「見よ、神の小羊だ」と言いました(36節)。これを聞いた弟子たちは、即座に主イエスに従う決心をしました。主イエスは振り返って、彼らに「来なさい、そうすれば分かる」と声をかけられます。こうして、彼らは主イエスのもとに泊まることになったのです。

 ヨハネによる福音書において、「宿る」、「泊まる」という言葉は特別な意味をもっています(14節、39節)。「泊まる」とは主イエスとともに過ごして、人格的な交流をもつことを表します。

 主の日に私たちは礼拝をささげます。私たちは説教で語られる御言葉によって主イエスというお方を知るように、礼拝に招かれるのです。しかし、ただ知識を増し加えることが、私たちに信仰をもたらすのではありません。礼拝には主イエスの霊である聖霊が注がれます。この聖霊によって、私たちは主イエスというお方がキリストであることに眼が開かれるのです。ですから、私たちも、主の日のたびに、「私たちはメシアに出会った」と言い表すことができるのです。

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