月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年11月20日(水)

マタイ21章 主の召しに従う

  

「向こうの村へ行きなさい。するとすぐ、ろばがつないであり、一緒に子ろばのいるのが見つかる。それをほどいて、わたしのところに引いて来なさい。もし、だれかが何か言ったら、『主がお入り用なのです』と言いなさい。すぐ渡してくれる。」(マタイ21:2-3)

 いよいよ主イエスは弟子たちとエルサレムへ入られようとしています。その時、主イエスはろばの子を連れてくるように二人の弟子に命じます。

 二人の弟子が村に行ってみると確かにろばの子がつないでありました。そこで彼らはこのろばの子を主イエスのもとへ連れて行きました。

 なぜ、ろばの子だったのでしょうか。なぜ主イエスは馬ではなく、ろばを、それも子ろばを召されたのでしょうか。それは、主イエスが権力者としてではなく、平和の使者としてエルサレムへ入城されるからです。ゼカリヤ書にこう記されています。「見よ、あなたの王が来る。彼は神に従い、…高ぶることなく、ろばに乗って来る」(9章9節)。

 さらには、ろばの子は私たちに通ずるのではないでしょうか。馬のように速く走ることのできないろば、しかも力の無いろばの子。私たちもそうです。力も能力もないろばの子を主はお入り用とされました。想像ですが、このろばの子は素直に主イエスのところまで連れてこられたはずです。主イエスが召されるのは力があるから、能力があるからではなく、主イエスに素直に従うものだからです。

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