月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年11月 2日(土)

ローマ12章1-2節 わたしのすべてを主にささげる

  

こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。(ローマ12:1)

 昨日は、宗教改革における「万人祭司の原理」の再発見について確認しました。私たちはみな、神を見失ったこの世界にあって特別に選ばれ、神にお仕えする存在として聖別された「祭司」です。その祭司としての務めの本質は、「犠牲をささげる」ことだとカルヴァンは理解していました。それは、旧約時代の神殿でささげられたいけにえを繰り返すということではありません。「感謝と賛美のいけにえ」(ヘブ13章15節参照)、また「霊的ないけにえ」を主にささげるという意味です(1ペト2章5節)。

 それは一言でいえば、まったき献身の人生ということです。祈り、礼拝、伝道、愛と慈善…その他一切のことを含めて、私たちの身と魂のすべてをささげる。まったき献身の生涯に生きることです。主イエスがその命のすべてをささげてくださいました。そのまったき愛と献身に応えて、わたしもまた主のためにおのれをささげるのです。主は言われました、「彼らのために、わたしは自分自身をささげます。彼らも、真理によってささげられた者となるためです」(ヨハ17章19節)。

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