月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年10月16日(水)

箴言9章 真の知恵は神を畏れること

  

不遜な者を諭しても侮られるだけだ。
神に逆らう者を戒めても自分が傷を負うだけだ。
不遜な者を叱るな、彼はあなたを憎むであろう。
知恵ある人を叱れ、彼はあなたを愛するであろう。

主を畏れることは知恵の初め
聖なる方を知ることは分別の初め。(箴言9:7-10)

 箴言は、神に従う知恵ある人生へと人びとを招こうとしています。

 神を畏れる人とそうではない人との違いは非常に大きく、生き方にも違いが現れます。箴言9章では、「不遜な者」と「知恵ある人」が対比されます。「不遜な者」とは、倫理・道徳的な意味ではなく、宗教的な意味で神に逆らう者のことです。最初から神に逆らう心ですべてに応じますから、諭そうとしても、戒めようとしても全く効果があらわれません。かえって反感を買って憎しみが残ることさえあります。

 それに対して「知恵ある人」とは、神に従う人のことです。その人を時に応じて諭し、叱るならば、その人には知恵が増し、愛が溢れていくようになります。自分に語られている言葉を神からのものだと受け止め、習得しようとするからです。両者の決定的な違いはただ一つ、主を畏れるかどうかです。

 真の知恵は、自分と神との関係をきちんとわきまえることです。これが、私たちの人生のあらゆる場面で力を発揮し、信仰者として成長させます。主を畏れることこそ、真の知恵なのです。

Copyright (C) 2019 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.