月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年10月15日(火)

箴言8章 神の知恵に聞く

  

聞け、わたしは指導者として語る。
わたしは唇を開き、公平について述べ
わたしの口はまことを唱える。
わたしの唇は背信を忌むべきこととし
わたしの口の言葉はすべて正しく
よこしまなことも曲がったことも含んでいない。(箴言8:6-8)

 箴言8章は、1節の「知恵が呼びかけ、英知が声をあげているではないか」との書き出しで始まります。神との契約関係を前提とし、その中で神の言葉に従って生きるための知恵が人格化されて語られていくのです。

 その知恵は、指導者としての役割を担い、公平で正しいこと、まことについて教えます。私たち人間は、いとも簡単に真実をねじ曲げ、嘘をつきます。しかし、神の知恵はすべて正しいことを語ろうとし、私たちを幸いな道に導こうとします。

 そのような神の知恵は、背信こそが忌むべきことだと教えます。背信とは言うまでもなく、主なる神に背を向けて、この方の愛と憐れみを見失うことです。「主を畏れることは知恵の初め」です(1章7節)。主を畏れるとは、主なる神への信仰とこの方への礼拝生活に生きることです。この命に満ちた日々を送るために、神の知恵の言葉が語られるのです。

 この知恵は、聞くに価する言葉です。自らが信仰的に未熟な者だと自覚し、私たちを真の信仰生活へと導く神の知恵の言葉に、へりくだって聞き従いたいものです。

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