月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年8月28日(水)

詩編78編 神の正しい選びと導き

  

わたしの民よ、わたしの教えを聞き
わたしの口の言葉に耳を傾けよ。

子孫に隠さず、後の世代に語り継ごう
主への賛美、主の御力を
主が成し遂げられた驚くべき御業を。(詩編78:1,4)

 クリスチャンを神の民と呼びます。しかし、神にとって私たちはどんな存在でしょうか。神の目には、「人間は肉にすぎず、過ぎて再び帰らない風である」と表現されています(39節)。全く期待できない、欲望のままに赴く存在そのものです。人間に全く期待できないので、「神は憐れみ深く、罪を贖われる。彼らを滅ぼすことなく、繰り返し怒りを静め、憤りを尽くされることはなかった」と言われます(38節)。神の基準を満たして神の民になれるものは、この世には一人もいません。

 しかし、1節で、なぜ「わたしの民よ」と呼ばれるのでしょうか。神ご自身が神の民を選ぶからです。不平不満を聞きながらも、「神は上から雲に命じ、天の扉を開き、彼らの上にマナを雨のように降らして食べるようにしてくださ」いました(23、24節)。彼らがどれほど神に逆らったかに関係なく、です。

 ですから、詩人は神の導きを賛美します。たとえ不従順であっても、足りないままでも、神は必ず正しい道に選びの民を導いてくださいます。神を伝え、賛美するまで導いてくださるのです。

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