月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年7月28日(日)

ルカ11章1-13節 神を父とする

  

「そこで、わたしは言っておく。求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。」(ルカ11:9-10)

 祈りについて主イエスが教えてくださっています。その上で、主イエスは、神を「天の父」と呼びました(13節)。すなわち、この天の父が、子である私たちを養ってくださるから、もっと祈りなさいと主イエスは教えているのです。

 しかし、子どもは親に何でも願いますが、何でも子どもの言いなりになるのでは親とは言えません。子どもの必要を考え、与えるにしてもその時や方法に考えを巡らせるのが我が子を愛する親です。そして、そのように親に求めていく中で、子も親を愛して信頼し、たとえば自分の欲望を満足させるために親に要求するようなことはなくなるでしょう。

 大事なことは、神との信頼関係です。そもそも神に信頼するからこその祈りです。もしこの御言葉を聞いて、どんな願いでもすべてかなえられるのか、と考えるなら、まだ神は父ではありません。人びとに神との確かな信頼関係を築いてほしくて、まずはとにかくもっと祈りなさいと主イエスは言っているのです。そして、その祈りを神が聞いていないはずはないのです。

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