月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年7月 1日(月)

ヨシュア7章 アイでの敗退

  

彼らは、アカンの上に大きな石塚を積み上げたが、それは今日まで残っている。主の激しい怒りはこうしてやんだ。(ヨシュア7:26)

 エリコでの大勝利にイスラエルの人びとは気をよくしていました。アイに向かった約3千の兵士たちも勝利を疑わずに攻め上ったことでしょう。しかし、神は、この戦いが彼らの惨めな敗退に終わることをご存じでした。それでも、神は、彼らの計画に口をはさむことはなさいませんでした。それは、きっとアカン1人ではなく、イスラエルの人びとが滅ぼし尽くしてささげるべきことに対して不誠実だったからでしょう(1節)。

 思いもよらぬ敗退と36名もの仲間の死に直面して、民の心は挫け、ヨシュアはうろたえます。そして「私たちは皆殺しにされてしまう」と、主に訴えるのでした(9節)。

 そのヨシュアに対して、主は立ち上がるように命じて、なすべきことを告げられました。すなわち、背きの罪を徹底して取り除き、悔い改めることです。共に戦った仲間の1人とその家族を処刑しなくてはならない。それはどんなにつらいことだったでしょうか。しかし、民がなすべきことを忠実になし遂げたとき、神は激しい怒りを解いてくださいました(26節)。神は、悔い改める者を赦す、憐れみ深いお方であられます。

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