月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年12月 1日(土)

詩編26編 真相は主こそご存じ

主よ、わたしを調べ、試み
はらわたと心を火をもって試してください。
あなたの慈しみはわたしの目の前にあり
あなたのまことに従って歩き続けています。(詩編26:2-3)

 過去の出来事について、人間が完全に誤りなく知ることはできません。記録がなくなったり、証言にうそが混じっていれば、人間が真相を知ることは困難になり、本当は無実の人を有罪とすることも起こってしまいます。

 この詩編では、罪を犯していないのに罪を犯した疑いをかけられた人が、主の裁きを求めています。主は世界全体を治める無限の霊ですから、主の目の届かないところはひとつもありません。人の目の届かないところ、人に記録されない場面の真相もご存じであり、適切に判断してくださるに違いない、それが詩人の心の支えとなっています。

 罪なきキリストも、裁判で罪ありとされ、十字架につけられました。真相を知る天の御父は、キリストご自身には罪がなかったことを、キリストの復活によって明らかにされました。

 私たちもいわれなき中傷を受けて苦しむことがあります。しかし、そのただ中で、同様の苦しみを味わわれたキリストが共にいて、私たちを支え、乗り越えさせてくださいます。真相は主こそご存じなのです。ここに私たちの慰めがあります。

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