月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年11月23日(金)

エレミヤ31章 心に記された新しい契約

しかし、来るべき日に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。(エレミヤ31:33)

 イエス・キリストまでの時代を旧約時代と呼び、それ以降の時代を新約時代と呼びならわしています。キリスト者にとって、その区分は当然のように受け入れられています。その場合の旧約の「約」、新約の「約」とは契約の「約」から取られています。

 旧約聖書の中で最も有名な契約は、エジプトを脱出したイスラエル民族が、シナイ山でモーセを通して神と結んだ契約です。イスラエル民族にとっては、この契約こそ帰っていくべき原点でした。しかし、いつもそこから逸脱してしまうのが、イスラエル民族の歩みでした。

 エレミヤは新しい契約について語っています。新しいとは言っても、今までの契約と共通した部分もあります。「わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる」ということに関しては、一貫して変わりません。

 新しい契約の新しさは、神の御心である律法が、石の板にではなく、人の心に書き記されることです。それがいつどのように実現されるのかエレミヤは語りません。しかし、私たちは確信しています。イエス・キリストによって新しい契約が始まった、と。

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