月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年11月16日(金)

エレミヤ25章 罪に対する神の怒りと憐れみ

この地は全く廃虚となり、人の驚くところとなる。これらの民はバビロンの王に70年の間仕える。(エレミヤ25:11)

 ここにはユダ王国の滅亡が預言されています。その滅亡の原因は、彼ら自身の罪にありました。その罪とは、神の警告を無視し続ける心の頑なさです。エレミヤが23年間にわたって、主の御言葉を語り聞かせたにもかかわらず、それに聞き従おうとしない心の頑なさです。

 23年間という期間は、決して短くはありません。忍耐をもって民に接して来られた神の憐れみ深さを感じます。もちろん、神がこれまで忍耐してこられたのは、ただ一度の23年間ではありません。ここに至るまで、何度、ご自分の民の罪を忍耐してこられたことでしょう。

 ここで語られるユダ王国の滅亡は、決して個々人にそのまま当てはめることはできません。けれども、罪がもたらす悲惨さを、恐れをもって受け止めることは大切です。

 神はユダ王国を新バビロニア帝国によって罰します。しかし、永遠にではありません。70年という期限付きです。ここにも神の憐れみを見出します。人が罪の中にとどまることを、今も神は望まれません。畏れをもって神の憐れみに寄りすがり、救いを期待することこそ神の御心です。

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