月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年10月11日(木)

詩編19編 御言葉の力

天は神の栄光を物語り
大空は御手の業を示す。
昼は昼に語り伝え
夜は夜に知識を送る。
話すことも、語ることもなく
声は聞こえなくても
その響きは全地に
その言葉は世界の果てに向かう。(詩編19:2-5)

 このダビデの賛歌は、大自然と御言葉を題材にして主なる神を賛美しています。澄みわたった大空に太陽が美しく輝き、エルサレム神殿では律法の朗読の声が朗々と響き渡っている様子が浮かび上がってくるようです。

 大自然と御言葉をつなぐものは、主の創造の御業です。創世記1章の天地創造の記事は、主なる神がこの世界にあるすべてのものを、その御言葉によって、きわめてよいものとして創造されたと伝えています。

 詩編19編は、この世界が創造主なる神の御言葉によって創造されたがゆえに「その響きは全地に、その言葉は世界の果てに向かう」と語ります。またパウロはローマの信徒への手紙10章18節でこの個所を引用し、創造主なる神の声の響きを通して、福音を証ししています。

 神の御言葉は、天地創造の時だけでなく、今もなお力を持っています。私たちが神の御言葉をふさわしく聴くときに、私たちは御言葉によって造り変えられていきます。キリストに似たものとして信仰者を造り上げるため、主なる神は私たちに御言葉を与えてくださいます。

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