月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年7月30日(月)

出エジプト14章 行くべき道が見いだせないとき

ファラオは既に間近に迫り、イスラエルの人々が目を上げて見ると、エジプト軍は既に背後に襲いかかろうとしていた。(出エジプト14:10)

 前方では葦の海が行く手を阻み、後方にはファラオの軍隊が迫っていました。イスラエルの民は前に進むことも後ろに戻ることもできず、絶体絶命の状態に陥りました。「我々を連れ出したのは荒れ野で死なせるためか」と、イスラエルの民は絶望の声をあげることしかできません。

 私たちの信仰生活にも、このような危機的状況が訪れる可能性があります。そのようなとき、私たちはどうしたらよいのでしょうか。進むべき道がすべて閉ざされているような現実に出会うとき、私たちにできることがただ一つ残されています。それは神の御言葉に従う道です。私たちの目に今は進むべき道が見えなくても、神は私たちのために道を準備し、その道を聖書の言葉を通して示してくださるからです。「神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます」(1コリ10章13節)。

 私たちには、どのようなときも、この神の御言葉に従う道が残されています。神の御言葉が必ず私たちが歩む道を開いてくださいますから。

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