月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年6月 6日(水)

イザヤ62章 新しい名が与えられる

諸国の民はあなたの正しさを見
王はすべて、あなたの栄光を仰ぐ。
主の口が定めた新しい名をもって
あなたは呼ばれるであろう。
あなたは主の御手の中で輝かしい冠となり
あなたの神の御手の中で王冠となる。(イザヤ62:2-3)

 神の都であるエルサレムの終末的回復を語る最後の部分です。この御言葉が語る状況について、シオンと呼ばれるエルサレムが「輝かしい冠とな」るとは、とても想像できる状態ではありませんでした。しかし、神はこのことをはっきり見ておられます。そして、やがて来る終わりの日に、もろもろの国民も、その支配者たちも、このことをはっきり見る者とされます。

 「正しさ」とは「神の義」を意味し、神が与える救いのことです。その輝かしい救いをいただくことは、驚くほど光栄なことです。

 何よりのハイライトは「新しい名」で呼ばれることです。それは「主の口」が定めたものです。名前は本性とか人格を表しますから、これを変えることは実質的な大きな変化があることを意味します。

 ヨハネの黙示録では、「これを受ける者のほかにはだれにも分からぬ新しい名」が記された白い小石のことが語られ、キリスト者一人ひとりに当てはめられています(2章17節)。神の救いは、神の手の中にある冠、王冠へと私たちを造り替えます。神のもっとも愛する者とされる光栄が終わりの日に待っています。

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