月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年2月28日(水)

イザヤ34-35章 よろめく膝を強くせよ

弱った手に力を込め
よろめく膝を強くせよ。
心おののく人々に言え。
「雄々しくあれ、恐れるな。
見よ、あなたたちの神を。
敵を打ち、悪に報いる神が来られる。
神は来て、あなたたちを救われる。」(イザヤ35:3-4)

 神は私たちの手、膝、心に目を留められます。それらの部分は、試練や歳を重ねるときに、最も弱くなるところです。このときの南ユダの人びとの心の状態も荒れ野や砂漠のように荒れ果て、渇き切っていました(1節)。神は弱った信仰の手、膝、心を強くすることを求めておられます。

 「雄々しくあれ、恐れるな」。「雄々しくあれ」というのは、堅く結び付きなさいということです。神と堅く結び付くことによって、弱った手に力を込め、よろめく膝を強くし、おののく心を静めるのです。

 また、「見よ、あなたたちの神を」と言われています。それは、厳しい状況の中にあっても、神を見て、神の御心が何であるのかをしっかりと尋ね求めよ、神の言葉を一途な思いで聴くことに集中せよ、ということです。

 そのときに改めて聴こえてくる言葉があります。それは「神は来られる」という言葉です。神などいないではないかと思えるような厳しい現実の中にあっても、神を見失ってはいけません。神は私たちを救うためにやって来られるからです。

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