月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年11月20日(月)

マタイ6章 創造主なる神にならって

「だから、こう祈りなさい。
『天におられるわたしたちの父よ、
御名が崇められますように。』」(マタイ6:9)

 主の祈りは、マタイによる福音書とルカによる福音書で主イエスが教えられますが、マタイによる福音書では祈りの乱れを正すようにして教えられます。その乱れとは第一に「偽善者のようであってはならない」と、人の目を意識した祈りを正されます。第二に「異邦人のようにくどくどと述べてはならない」と、ただ自分の必要を並べ立てる自分発信の祈りを正されます。どちらも他人と自分が中心の祈りで、神が中心ではありません。そこで、主の祈りを祈ることで、私たちの生活を神中心へと引き戻します。

 第一の祈りは、「御名をあがめさせたまえ」です。「御名」とは神の名ですが、単なる名前のことだけでなく、神に関わるすべてのこと、つまりその存在、知恵、力、聖、義、善、真実(『ウェストミンスター小教理問答』問4)が含まれます。ですから、この世界に満ちている神のすばらしさ、そして私たちの生活の中に示された神のすばらしさをほめたたえてきょうも歩ませてくださいという、頌栄的人生に招かれた人の祈りでもあるのです。主よ、きょうもわたしの生活の中で、「御名をあがめさせたまえ」。

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