月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年11月2日(木)

詩編1編 神の戒めが確実に私たちを変え始めている

いかに幸いなことか
神に逆らう者の計らいに従って歩まず
罪ある者の道にとどまらず
傲慢な者と共に座らず
主の教えを愛し
その教えを昼も夜も口ずさむ人。(詩編1:1-2)

 「あなたがたは、わたしが種々の試練に遭ったとき、絶えずわたしと一緒に踏みとどまってくれた」(ルカ22章28節)。この主イエスの言葉が、わたしは大好きです。主はそのように弟子たちを温かく見つめ、愛されました。

 ところで、わたしの冷たい心は思います。弟子たちは本当に主と一緒に踏みとどまってきただろうかと。彼らは、主の教えに鈍く、ケンカばかりしてきたのではなかったか。共に在ることで神のご栄光をあらわすよりはむしろ汚してきたのではなかったか。しかし、主イエスの眼差しは違います。わたしの目は人の欠点ばかりを追いかけますが、主の目は、主と共に在る新しく変えられている人の姿を見つめます。

 その幸いをもたらす視線がわたしは嬉しい。わたしもそのように、罪と格闘する自分と人の姿を見つめたい。『ハイデルベルク』は教えます。「その人たちは、真剣な決意をもって、神の戒めのあるものだけではなくそのすべてに従って、現に生き始めているのです」(問114答後半)。

 神の戒めが確実に私たちを変え始めています。神の戒めが導く、その温かい事実にも目を注ぎたいと願います。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2017 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.