月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年7月30日(日)

使徒2章 神の命を継いでいく営み

「この約束は、あなたがたにも、あなたがたの子供にも、遠くにいるすべての人にも、つまり、わたしたちの神である主が招いてくださる者ならだれにでも、与えられているものなのです。」(使徒2:39)

 この箇所は、幼児洗礼式で用いられる御言葉です。その親の信仰ゆえに、その子はまだ信仰を言い表すまでに至らなくても契約の子です。幼児洗礼は、神がアブラハムに約束された(創17章)契約信仰の実現の形です。同時に、「神の国はこのような者たちのものである」(マコ10章14節)と祝福して言われた、主イエスによる新しい恵みの契約の表れでもあります。

 この時の聴衆は、説教(御言葉と聖霊)に「心を大いに打たれた」人たち(使2章37節)でした。神の扱いを受けて回心した人たち、聖霊の支配の下にある人たちでした。ペトロは、彼らに、この恵みは自分たちだけのものでないことを諭します。

 この箇所でひときわ目を引くのは、「この約束は…だれにでも、与えられている」とある一文です。「神である主が招いてくださる者ならだれにでも」、「あなたがたの子供にも」、「遠くにいるすべての人にも」です。

 契約の子もまた、聖霊の支配の下に置かれています。ですから、たとえ幼い子であっても、神の命を継ぐ者とされ、命を受け継ぐ営みを既に始めています。

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