月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年6月27日(火)

ローマ6章 新しい命に生きる

わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。(ローマ6:4)

 私たちが受ける洗礼は、「キリスト・イエスに結ばれるため」の洗礼です。神に逆らい、キリストに逆らい、神とは無縁の生活をしてきた私たちが、罪に死んで新しい命に生かされるということです。中には、今までの生き方とは180度変えられ、全く違った人のようになる方もおられます。わたしのような平凡なキリスト者には何だか羨ましくなるような信仰の体験をお持ちです。

 しかし、そのような特別な体験がキリスト者の価値を決めるのではありません。どんなに平凡であっても私たちが信仰を与えられるとき、今までとは違ったわたしがそこに必ずいるのです。

 わたしは、警察官の子として生まれました。親の仕事柄、幼い時から良い子でいないといけない気がして、表面的には真面目な良い子でした。こういう人間は、洗礼を受けても「あなた変わったね」とは言われません。また自分でもその自覚が乏しいものです。

 しかし、洗礼の喜びは、私たちが「罪から解放され」、「キリストと一体」とされた、という点にあります。そのことを確信するためにも、御言葉に日ごとに励まされたいと願うのです。

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