月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年4月4日(火)

ルカ1章 聖なる方・罪なき方こそ真の救い主

天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。」(ルカ1:35)

 天使がマリアに男児誕生を告知したとき、彼女は未婚でした。不妊や高齢の女性の出産はなかなか難しいですが、既婚者の場合、万が一になら、起こるかもしれません。でも、マリアには全く起こり得ないことです。しかし、それが起こるのが、神が真に全能者であられる所以です。神にできないことは何一つありません。そして、処女降誕の出来事が強調し確証していることは、生まれる男児がまったく罪のない、それゆえ真に救い主であり得るということです。

 処女性は古代の宗教世界で純潔の、また神々に受け入れられることの象徴でした。しかし聖書の処女降誕物語は、マリアではなく、主イエスの無罪性・純潔性を表しています。主イエスが、神によって受け入れられる真の犠牲であり得ることを明示しています。

 罪人の一人に過ぎないマリアがなぜそのような方を出産できるのでしょうか。聖霊の神が彼女に臨んでくださるからです。またこの出来事は、罪人の救いが人間自身にはまったく不可能であり、神の主権と恵みによってのみ実現することをも裏側から照らし出しています。

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