月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年3月22日(水)

ヘブライ9章 永遠の贖いを成し遂げられた祭司キリスト

雄山羊と若い雄牛の血によらないで、御自身の血によって、ただ一度聖所に入って永遠の贖いを成し遂げられたのです。(ヘブライ9:12)

 きょうもまた、新しい一日が始まります。神が与えてくださるという意味で「新しい」日なのですが、現実の生活は日々の繰り返しのようです。昨日までの過去も明日からの未来も喜怒哀楽さまざまありますが、なんだか繰り返しのような日々です。神の御前での私たちの歩みも、ときどき改善も進歩もないように感じられることがあります。

 ヘブライ人への手紙10章11節には「すべての祭司は、毎日礼拝を献げるために立ち、決して罪を除くことのできない同じいけにえを、繰り返して献げます」と記して、いけにえによる礼拝の不完全さにふれています。動物犠牲による贖いは決して完全には罪を取り除いてはくれないのです。

 イエス・キリストの「ただ一度」の、動物ではない「御自身の血」による犠牲こそ、私たちを罪から完全に贖う救いなのです。犯しては悔い、悔いては犯す繰り返しの毎日の中に、「見よ、すべてが新しくなった」という日が来ています。「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです」(2コリ5章17節)。

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