月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年3月19日(日)

ローマ15章 わたしと一緒に熱心に祈ってください

どうか、わたしのために、わたしと一緒に神に熱心に祈ってください、わたしがユダヤにいる不信の者たちから守られ、エルサレムに対するわたしの奉仕が聖なる者たちに歓迎されるように、(ローマ15:30-31)

 「どうか、わたしのためにわたしと一緒に神に熱心に祈ってください」。パウロはローマの兄弟姉妹たちに懇願します。その祈りの課題は、二つありました。一つは、ユダヤにいる不信の者たちから守られること。もう一つは、エルサレムに対する私の奉仕(ディアコニア)が聖なる者たちに歓迎されることです。

 この時、パウロが成し遂げようとしていた奉仕とは、エルサレムの聖なる者たちの中の貧しい人々に、異邦人教会が集めた募金を届けることでした。一般的には、このような奉仕は感謝されることはあっても、何か問題が起こりそうな奉仕ではありません。それでも、パウロは「この奉仕が歓迎されるように、是非祈ってほしい」と告げています。

 奉仕にあたるとき、自分を過信しないパウロのこの慎重さ、へりくだった態度、そして心からなる祈りの要請。これらこそパウロが多くの働きの実を結んでいった一つの理由だったことでしょう。

 私たちも、慎重さ、へりくだった態度を忘れずに、互いの奉仕が歓迎されるように祈ってまいりましょう。

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