月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年1月19日(木)

ローマ5章 罪と死を超えるキリストの恵み

そこで、一人の罪によってすべての人に有罪の判決が下されたように、一人の正しい行為によって、すべての人が義とされて命を得ることになったのです。(ローマ5:18)

 人は皆、死にます。それは自然法則にかなったことであり、どうしようもないのでしょうか。

 聖書はそのようには語りません。神が創造された世界には最初、死がありませんでした。その世界に死が入り込んだのは一人の人(アダム)の罪によってです。アダムは全人類の祖先であり、代表です。このアダムにあって私たちすべての人間は罪を犯しました。そして罪を犯した全人類の上に死が力を振るい、支配するようになったのです。私たちの力では、この死の支配から逃れることはできません。

 しかし、そのような罪と死の支配をはるかに超える豊かな恵みが、私たちに注がれました。それは一人の人イエス・キリストによって注がれた恵みです。このお方が、私たちができなかった神への従順を成し遂げてくださいました。このお方の義によって、私たち死ぬべき罪人が義とされ、永遠の命が与えられます。

 キリストに結ばれた私たちは、もはや罪と死の支配下にはいません。それを凌駕するほど豊かな恵みの支配の下に生かされています。なんと感謝なことでしょうか。

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