月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年12月14日(水)

アモス8章 主なる神の記憶の中に

主はヤコブの誇りにかけて誓われる。
「わたしは、彼らが行ったすべてのことを
いつまでも忘れない。」(アモス8:7)

 主なる神は、イスラエルの人びとの行いが不正に満ちていることをご覧になって、厳しい裁きを語り続けておられます。人びとは、神を軽んじて商売を優先し、日常生活の中には偽りとごまかしと無慈悲が溢れていました。

 そのようなイスラエルの人びとの行いを、主はいつまでも忘れない、と言われます。主は聖なる正しいお方ですから、人間の罪をそのままにして、適当に水に流す、ということをなさいません。主の前には、人びとの言葉も、隠れて行ったどのような業も明らかです。主はそれらを決して忘れることがない。これは一面非常に恐ろしいことです。

 しかし同時に主は人の罪を赦すお方でもあります。人の罪をすべて見通しておられる主の前から隠れることはできませんが、罪を告白して赦しを求める者には、憐れみを施してくださいます。

 そのことは、御子キリストによって明らかになりました。神の記憶の中にある私たちの罪を、神はキリストと共に十字架につけてくださいました。贖い主キリストに依り頼む人を、主はあたかもその人の罪を忘れたかのようにみなしてくださるのです。

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