月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年12月1日(木)

マルコ14章 高価な香油

「この人はできるかぎりのことをした。つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた。」(マルコ14:8)

 「なぜ、こんなに香油を無駄遣いしたのか」。高価な香油を主イエスの頭に注いだ一人の女性の行為に対しての人びとの反応は冷ややかで、批判的なものでした。彼女の行為の本当の価値を知っておられたのは、主イエスだけだったのです。おそらく彼女の行為を「無駄遣い」と言った人は、主イエスの十字架の死も、「無駄死に」としか思えなかったのではないでしょうか。

 私たちの神への奉仕の価値を決めるのは主イエスご自身であって、私たちの行為を好奇心で眺めている他の人びとではありません。もし、私たちが人の評価を気にしてしまうなら、私たちは自分の奉仕の本当の目的も、またその価値も見失ってしまいます。私たちのために十字架で命を献げてくださった主イエスの愛の御業への感謝が、奉仕を生み出します。主への感謝がなければ、私たちの奉仕には何の価値もありません。

 主イエスの愛を見つめて生きる私たちの奉仕は、たとえそれが小さな業であったとしても、主イエスはその業を「高価な香油」として受け取ってくださいます。きょう、私たちは誰を見つめて一日を始めようとしているでしょうか。

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