月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年10月4日(火)

歴代下24章 神の声に耳を貸さない罪

神の霊が祭司ヨヤダの子ゼカルヤを捕らえた。彼は民に向かって立ち、語った。「神はこう言われる。『なぜあなたたちは主の戒めを破るのか。あなたたちは栄えない。あなたたちが主を捨てたから、主もあなたたちを捨てる。』」(歴代下24:20)

 祭司ヨヤダによって立てられた王ヨアシュは、ヨヤダの生きている間は正しく良い王でした。しかし、ヨヤダが死ぬと、ヨアシュの治世はまったく様変わりします。「主の神殿を捨て、アシェラと偶像に仕えた」のです(18節)。それはヨアシュが、神の預言者たちの戒めに耳を貸さず、世俗の政治家たちの言うことばかりを聞き入れた結果でした。

 ついにヨヤダの子ゼカルヤに神の霊が降り、ヨアシュ王とその民に向けて神の怒りの警告を伝えます。しかし、民たちのとった行動は、共謀してゼカルヤを石で撃ち殺すことでした。それは、ヨアシュ王の命令でなされました。ヨアシュは自分を王位につけてくれた恩人であるヨヤダの子を殺したのです。この罪に対する神の裁きは、アラム軍による侵略と家臣によるヨアシュ自身の殺害でした。

 主イエスはこのゼカルヤ殺害について言及しておられます(ルカ11章51節)。神の預言者を殺害することは、神の声に聞き従わないという最も重い罪です。しかし、その罪さえも主イエスは、その身に引き受けてくださいました。主イエスを信じる私たちは、神の声に耳を傾け、それに従う者であり続けましょう。

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