月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年7月17日(日)

詩編145編 呼ぶ人すべてに近くいます主

主を呼ぶ人すべてに近くいまし
まことをもって呼ぶ人すべてに近くいまし
主を畏れる人々の望みをかなえ
叫びを聞いて救ってくださいます。(詩編145:18-19)

 詩人は冒頭からあふれるばかりの賛美をささげています。主はご自身の造られたすべてのものに恵みを与え、憐れんでくださる、慈しみに満ちておられる神です。主がどんなに善いお方であるかは、すべての命あるものに向かって御手を開き、望みを満たしてくださることから明らかです(9節)。

 なおさら主は、主を信じ依り頼む者の祈りに応えてくださるにちがいありません。主は信仰者の祈りを決して虚しくされないお方です。「主を呼ぶ人」、「まことをもって呼ぶ人」、「主を畏れる人々」、「主を愛する人」、と言い換えながら、この詩人は主に心から信頼して生きるまことの信仰者を表現していきます(18〜20節)。

 私たちの主は偶像と違い、生きておられる人格的な神です。目には見えなくても、まことの信仰者の最も近くにおられます。言葉にならない祈りさえも理解され、主を呼ぶ者に最善の仕方で確実に応えてくださる方です。祈りは、どこででもまたいつでもできる、信仰者に与えられた恵みの手段です。真心から信頼して主を呼ぼうではありませんか。

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