月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年7月5日(火)

歴代上9章 苦しみの彼方に

彼らは神殿の奉仕の職務について有能な人々であった。(歴代上9:13)

 1章から始まった長い系図は9章で終わります。そしてサウルの記事に進んでいきます。9章の最後にサウルの系図がもう一度書かれていますが、ここには、厳しかったバビロン捕囚後、祖国に帰って来て、エルサレムに居住できた者たちが記されています。

 1節によれば、捕囚として連れ去られた理由が神に背いたこと、つまり偶像礼拝の罪によるのであることがわかります。それならば帰還の理由はなんでしょうか。主はペルシアのキュロス王を用いて不思議な方法で帰還の道を開かれました。特に最初に帰還を果たした祭司の数の多さを見るにつけ、主への礼拝の回復、主の栄光を表すことが強調されています。このことがエルサレムに帰還の道を開いたように思えます。

 私たち一人ひとりも主が示された地で懸命に生きています。そこには存在する意義や使命、理由がそれぞれにあるはずです。それらを受け止め、そこで精一杯主から賜った使命を果たしてゆきましょう。

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