月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年6月9日(木)

ヨハネ8章 赦されて生きる

「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」(ヨハネ8:11)

 生きていくうえで大切なことがあります。それは、自分がいったいどういう人間であるのかを知ることです。それも、たまに思い起こすのではなく、日々、主からいただくみ言葉によって、自分を位置づけ、今日を生きて行くことが大切だと思います。

 私たちが、毎日聴くべき主イエスの言葉がここにあります。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない」。

 私たちは、十字架の主によって、すべての罪が赦されている人間です。何と幸いなことでしょうか。私たちは、もう自分が犯す罪によって、のたうちまわって苦しむことはないのです。私たちは、もう「自分は罪深い人間だ」「決して赦されない罪を犯した人間だ」と、自分で自分に言い聞かせながら、辛い毎日を生きる必要はないのです。

 ただお一人、罪を罪として裁くことがおできになる主が、そして、その罪を背負って十字架についてくださった主が、きょうも私たちに告げてくださいます。「わたしもあなたを罪に定めない」。この言葉が、私たちを本当に生かすのです。

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