月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年2月28日(日)

詩編127編 焦慮してパンを食べる人よ

主御自身が建ててくださるのでなければ
家を建てる人の労苦はむなしい。
主御自身が守ってくださるのでなければ
町を守る人が目覚めているのもむなしい。(詩編127:1)

 「朝早く起き、夜おそく休み、焦慮してパンを食べる」ような毎日の生活があります(2節)。それだけで慌ただしく過ぎてゆくだけの労働生活なら、聖書は「それは、むなしいことではないか」といいます。生活をむなしいものにしてしまわないためにはどうしたらよいのでしょうか。

 「主御自身が建ててくださるのでなければ」家は建ちません。家を建てようとして働くわたしたちの労苦はむなしいものになってしまいます。「主御自身が守ってくださるのでなければ」生活を守ろうとするわたしたちの努力もむなしいものになってしまいます。毎日の生活がそんなむなしさに帰してしまわないために、「主御自身が建ててくださる」、「主御自身が守ってくださる」という信頼へと、日々、思いを向けましょう。

 そのとき、わたしたちの労働は、主を信頼した、主とともにする働きになるでしょう。わたしたちが生きることは、主とともに生きることになるでしょう。それは決してむなしくはない、信頼と喜びに満ちた充実した労働生活の基盤となるでしょう。

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