月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年1月22日(金)

ルカ9章 最も小さい者こそ

「わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしを受け入れる者は、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。」(ルカ9:48)

 誰がいちばん偉いか。古今東西、人の集まる所では、このような議論が有形無形に起こるのが常のようです。主イエスの弟子たちも例外ではありませんでした。誰がいちばん偉いかを話し合いながら、その実、自分が一番だと各自が結論を出している「彼らの心の内を見抜き」、主イエスは一人の子供の手を取り、ご自分のそばに立たせて言われます。「わたしの名のために」この子供を受け入れる者は、わたしを、そして父なる神を受け入れるのだと。

 主イエスの御名によって悪霊を追い出しながら、自分たちと共に主イエスに従わない者を咎めたヨハネを、主イエスは振り向いて戒められました。大切なのは、主の「名のために」行うことにあるのでしょう。私たちの動機や目的が問われているのではないでしょうか。

 「あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である」と語られた主イエスは、子ロバに乗り、弟子たちの足を洗い、十字架の死にまで従われた最も小さく低いお方でした。それゆえ神は、主イエスを復活させ、神の栄光の右の座に高く上げられました。

 最も小さく最も大きな私たちの主を、もう一度見上げたいと思います。

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