月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年1月12日(火)

申命記6章 幸いのための掟

「主は我々にこれらの掟をすべて行うように命じ、我々の神、主を畏れるようにし、今日あるように、常に幸いに生きるようにしてくださった。」(申命記6:24)

 主がモーセを通じてお語りになった律法には約束が伴っています。主の言葉を聞いて忠実に守れば幸いを得る、との約束です(3、18、24節)。それは、自分ひとりのためではなく、神と契約を結んだ民全体のためであり、子どもたちもまたその幸福を受け継ぐためです。

 流浪の民イスラエルが土地を受け継ぐのも、そこに長く生きるのも、神の恵みによります。命を賭けて敵と戦って良い土地を獲得したのは確かに彼ら自身の働きがあってのことです。しかし、神の恵みが取り去られてしまえば、それは一つも実現することはありませんでした。

 その恵みを子々孫々に語り継ぐことの大切さをモーセは本書で繰り返し語ります。「あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」(5節)との掟に励まされて、御言葉を忘れることがないように生活に密着させて生きる、信仰教育と生活の指針が、ここにあります。本来、モーセの律法は人を罪に定める手立てではなく、天の父から子に贈られた、幸いのための尊い教えです。

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