月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年12月24日(木)

ルカ1章 神に対する信仰と信頼

マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」(ルカ1:38)

 ルカによる福音書に描かれているクリスマス物語は、ザカリアの不信仰と対照的にマリアの信仰について語ります。

 まず、マリアのところに天使ガブリエルが遣わされ、「おめでとう、恵まれた方」と語りかけます。戸惑うマリアに対して、天使は「あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい」と告げます(31節)。

 これを聞いたマリアの驚きは次の言葉に表れています。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに」(34節)。ただし、これはザカリアが天使の言葉を疑ったのとは違います。夫がいないのに子どもが生まれるはずはないという事実を述べたものです。そのようなマリアに、天使は「聖霊があなたに降り…生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる」と告げます(35節)。マリアはこの言葉を受け入れました。

 救い主イエス・キリストの誕生は、マリアの神に対する信仰から始まります。

 「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」。神の言葉への信頼が、クリスマスのわたしへの訪れを確かなものとしています。

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