月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年10月17日(土)

マルコ14章 受難に向かって行かれるイエス

イエスは三度目に戻って来て言われた。「あなたがたはまだ眠っている。休んでいる。もうこれでいい。時が来た。人の子は罪人たちの手に引き渡される。立て、行こう。見よ、わたしを裏切る者が来た。」(マルコ14:41-42)

 主イエスを殺そうとするユダヤ宗教指導者たちの計略は着々と進んでいきました。

 14章は、十字架につけられる金曜日までの出来事を記しています。そこには、イスカリオテのユダの裏切り、イエスの逮捕、最高法院での尋問に至るまでの緊迫した状況が生々しく描かれています。

 目の前に迫った受難に向かって、主イエスはオリーブ山にあるゲツセマネに行かれます。最後の祈りをささげられるためです。主イエスはペトロとヤコブ、ヨハネを近くに連れて行きました。三人は主イエスが苦しむのを見守るために呼び出された証人です。

 ルカは苦しみもだえて切に祈る主イエスの姿を「汗が血の滴るように地面に落ちた」と記しました。それほどまでに、苦しい時を主イエスは父なる神に向かい、祈り続けられました。主イエスのその祈りは、子として「畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました」(ヘブ5章7節)。主イエスは死を免れたのではありませんが、死からの復活という形で聞き入れられました。そうして、復活の主イエスは、私たちの永遠の救いの源となりました。

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