月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年10月9日(金)

マルコ11章 主イエスの後に従う群れ

そして、前を行く者も後に従う者も叫んだ。
「ホサナ。
主の名によって来られる方に、
祝福があるように。
我らの父ダビデの来るべき国に、
祝福があるように。
いと高きところにホサナ。」(マルコ11:9-10)

 「ホサナ」はヘブライ語で、「私たちをお救いください」という意味です。困難な状況からの助けを求める祈りの言葉として用いられます(詩118編25節)。

 主イエスがエルサレムに入城されたとき、多くの人びとは一斉に「ホサナ」と叫びました。そして主イエスが通られる道に自分の服や葉の付いた枝を敷きました。主イエスが自分たちを苦しみから救い出すメシアであることを信じたからです。

 しかし、彼らが期待したのはイスラエルを政治的に解放する王としてのメシアでした。彼らは、十字架に至るまで低きに下り僕となられた主イエスをどうしてもメシアと受け止めることはできませんでした。だから最後には「十字架につけろ」(15章13節)と叫んだのです。

 きょうの場面は、ゼカリヤ書9章9、10節の実現です。主イエスはまさに真の平和の王となられるため、高ぶることなく、ろばに乗ってエルサレムに入城されました。その主イエスを、群衆は、歓喜の中で迎え入れましたが、主はすべての人に裏切られました。最後まで主と共におられたのは、ただ父なる神だけでした。

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