月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年9月21日(月)

サムエル下2章 激しい戦いの中で

アブネルはヨアブに呼びかけて言った。「いつまで剣の餌食とし合うのか。悲惨な結末になることを知らぬわけではあるまい。いつになったら、兄弟を追うのはやめよ、と兵士に命じるのか。」(サムエル下2:26)

 サウルの死後、ダビデは主の命令に従ってヘブロンへ上り、そこで油注がれて、ユダの家の王となりました。他方、サウル軍の司令官アブネルは、サウルの子イシュ・ボシェトをイスラエルの王としました。

 こうして、イスラエル軍とダビデ軍の戦いは、より激しさを増していきました。この戦いの中で、イスラエル軍は、ダビデ軍に打ち負かされ、弱体化していきました。激しい戦いの中、ダビデ軍のアサエルがイスラエル軍の司令官アブネルに槍で突かれて死んでしまいました。アサエルの兄弟ヨアブは、アブネルを追い続けました。

 ここで、アブネルは、ヨアブに戦いを終わらせることを提案しました。「いつまで剣の餌食とし合うのか。…いつになったら、兄弟を追うのはやめよ…と命じるのか」。

 このアブネルの提案は、この戦いの激しさと悲惨さを物語っています。さらにこの言葉は、神の御旨を映すものでもあったのではないでしょうか。ヨアブは、このアブネルの提案を受け入れ、イスラエル軍を追うことをやめました。神はここにも、お働きになっておられます。

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