月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年9月7日(月)

サムエル上25章 人の言葉に主の声を聞く

ダビデはアビガイルに答えた。「イスラエルの神、主はたたえられよ。主は、今日、あなたをわたしに遣わされた。あなたの判断はたたえられ、あなたもたたえられよ。わたしが流血の罪を犯し、自分の手で復讐することを止めてくれた。」(サムエル上25:32-33)

 武力でナバルを庇護していたダビデは、羊の毛を刈る祝日に返礼の祝儀を求めましたが、ナバルはダビデを罵って、使者を追い返してしまいました。ダビデは非礼に激怒して報復に向かいました。しかし、途上でナバルの妻アビガイルに説得されて、報復を思いとどまることができました。

 アビガイルの説得は知恵深いものでした。彼女は、私的な復讐の罪を避けて主の裁きに委ねるようにダビデに説きました。そして、主が用意しておられる輝かしい未来にふさわしく、今の行動を律するように説得しました(26〜31節)。私たちも、天国という輝かしい未来を約束されています。それならば、それにふさわしい歩みを追い求めたいものです。

 ダビデは彼女の言葉に神の警告を聞き取り、私的な復讐の罪を認めてそれを避けました。学ぶべき謙遜です。私たちも、人を通して語られる神の語り掛けに敏感でありたいと思います。

 ナバルは神に打たれ、ダビデは美しく聡明な妻を得、また、辺境の地に足場を得ました。主の語り掛けに耳を開く者に、主は恵みの導きをくださいます。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2015 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.