月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年8月19日(水)

サムエル上15章 人間の反抗を越えて進む神の計画

「イスラエルの栄光である神は、偽ったり気が変わったりすることのない方だ。この方は人間のように気が変わることはない。」(サムエル上15:29)

 既に現れていたサウルの弱さや問題点は、ここに来て決定的になります。彼は主の器とされましたが、自己流の信仰と従順のため、適格で十分な器にはなれず、主に退けられ、その王職は他の人に渡されることになりました。

 主はサウルに、出エジプト後イスラエルを非道に扱ったアマレク人を滅ぼすように命じられたのに、サウルは、敵の王を生かし、また価値のない家畜だけを滅ぼします。サムエルに不従順を指摘されると、価値ある家畜は主への献げ物として取り置いたと抗弁しました。しかし、彼自身が告白したように、それは兵士を恐れた結果でした(24節)。

 サウルに対する神の怒りは、彼を王としたことを悔やむと、二度も言われるほどです(11、35節)。主の御言葉に対する反抗や強情は自分を神とすることであり、まさに偶像崇拝です。これは独り善がりの「主のために」の結末です。

 しかし、神の計画はあらゆる抵抗を退け、確実に進んでいきます。神は気が変わる(=悔やむ)方ではありません。常に御言葉に従い、信頼しましょう。

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