月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年8月1日(土)

2コリント10章 主の推薦を受けた生き方

「誇る者は主を誇れ。」自己推薦する者ではなく、主から推薦される人こそ、適格者として受け入れられるのです。(2コリント10:17-18)

 きょうの御言葉は、主の召命とキリストの教会を建て上げる務め(使徒職)に生きるパウロが、10章を締め括るにあたってコリント教会に勧めた言葉です。

 私たちは、時に他人の評価が気になったり、他人を評価したり、また自分を自分で過大評価したり卑下したりします。主を誇りとしないで、人の賜物を比較・評価するという愚かなことに捕らわれ苦しむことがあります。当時のコリントでそのような事が起こっており、パウロ自身も経験したようです。人を比較することは時として人を打ち倒す方向へと進みがちです。私たちはここに罪の萌芽を見ます。

 パウロはここで「誇る者は主を誇れ」と述べています。人を比較・評価し、人を打ち倒すような生き方ではなく、一人一人に賜物を与え、その賜物を信仰の成長のために、更には教会の発展・成長のために活かし用いてくださる主を誇りとする生き方。主を知る豊かな交わりに生きる歩みにパウロは導くのです。

 この生き方こそ、福音を携えた者の歩みであり、神の恵みに満ちたものです。

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