月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年7月7日(火)

申命記24章 神の愛を実現する

人が新妻をめとったならば、兵役に服さず、いかなる公務も課せられず、1年間は自分の家のためにすべてを免除される。彼は、めとった妻を喜ばせねばならない。(申命記24:5)

 申命記には、神の律法が記されていますが、そこには、人間に対する神の愛があふれています。

 第二次世界大戦中、日本の若者は、たとえ新婚であったとしても、赤紙ひとつで戦地に赴かされ、二度と帰らなかった人が多くいました。現代の日本では、戦地へ赴くことはないかもしれませんが、企業戦士という言葉があります。企業のために昼も夜も区別なく働くことを要求されます。そうしないと自分の地位や仕事が危うくなります。時には、過労死で帰らぬ人となってしまうことさえあるのです。

 しかし、私たちの神は、「人が新妻をめとったならば、兵役に服さず…1年間は自分の家のためにすべてを免除される。彼は、めとった妻を喜ばせねばならない」と言われています。何と大きな違いでしょうか。新婚早々夫を奪われ、戦地に送り出した新妻の悲しみはいかばかりでしょうか。戦争には慈悲の心など何もありません。

 私たちキリスト者は、神の愛を実現する世界を目指して声を上げていく必要があるのではないでしょうか。

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