月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年6月21日(日)

詩編105編 とこしえの契約

主はとこしえに契約を御心に留められる
千代に及ぼすように命じられた御言葉を
アブラハムと結ばれた契約
イサクに対する誓いを。(詩編105:8-9)

 主なる神は、かつてアブラハムと「わたしはあなたにカナンの地を嗣業として継がせよう」(11節)と契約を結ばれました。神は、アブラハムの子の中からイサクを、イサクの子の中からヤコブを選び、契約を継承させ、それに伴う祝福も受け継がせられました。特にイサクの双子については、まだ生まれもせぬ内に、兄のエサウが弟のヤコブに仕えることを、神は良しとされました。そこには人間的な思いや功績が入り込む余地は微塵もありません。ただ神の一方的な憐れみによるのです。

 この詩編は、アブラハムに始まる契約の基礎に目を向けると共に、出エジプトの歴史を回顧して、契約が廃棄されないことを強調します。

 私たちは、神の御子イエス・キリストの十字架上で流された血潮によって新しい契約の中に入れられています。私たちが不信仰であっても、真実なる神は「とこしえ」に契約を覚えておられます。それは、私たちが「カナン」によって予表される「永遠の御国」を受け継ぐという約束です。私たちは、イエス・キリストという大牧者によって導かれ、永遠の御国を目指してきょうも旅を続けているのです。

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