月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年6月5日(金)

使徒6章 天使の顔のように見えた

最高法院の席に着いていた者は皆、ステファノに注目したが、その顔はさながら天使の顔のように見えた。(使徒6:15)

 初代教会の弟子の数がますます増えてきたので、使徒たちは働く七人の執事を選出します。その中の一人がステファノです。聖書によると、ステファノは「“霊”と知恵に満ちた評判の良い人」(3節)、「恵みと力に満ち」(8節)、「知恵と“霊”とによって語る」者でありました(10節)。そのようなステファノが捕らえられ、最高法院に訴えられるのです。偽証人が立てられ、彼の罪は聖典冒涜、律法に反するものだと言うのです。彼はそのような罪を犯していないのに、弁明したり相手を責めたりすることもしませんでした。法廷に立つステファノの顔は天使の顔のようだ、と最高法院の席についていた皆は思いました。

 私たちもそれぞれ顔はさまざまです。しかし天使の顔とはどういう顔でしょうか。罪に訴えられている人の顔が天使の顔のように見えたのです。それは、高い山で、姿が変わられた主イエスのようだったと言うことができるかもしれません。ステファノの顔は聖霊に満たされ、その顔に栄光が現れたのです。私たちも、どんなに責められ、追い込まれても主の平安が心の底からにじみ出る信仰をもって日々を歩みたいと思います。

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