初代教会の弟子の数がますます増えてきたので、使徒たちは働く七人の執事を選出します。その中の一人がステファノです。聖書によると、ステファノは「“霊”と知恵に満ちた評判の良い人」(3節)、「恵みと力に満ち」(8節)、「知恵と“霊”とによって語る」者でありました(10節)。そのようなステファノが捕らえられ、最高法院に訴えられるのです。偽証人が立てられ、彼の罪は聖典冒涜、律法に反するものだと言うのです。彼はそのような罪を犯していないのに、弁明したり相手を責めたりすることもしませんでした。法廷に立つステファノの顔は天使の顔のようだ、と最高法院の席についていた皆は思いました。最高法院の席に着いていた者は皆、ステファノに注目したが、その顔はさながら天使の顔のように見えた。(使徒6:15)