荒れ野を旅し、諸国の王からの攻撃に勝利して、ついにピスガの山麓に着いたとき、モーセは神に祈ります。「わたしもまたヨルダン川を渡って、約束の地に踏み入らせてください」と。しかし、主なる神はこのときのモーセの祈りを聞かれませんでした。そればかりか、これ以上、祈り願うことをも神は固く禁じられます。一体、これはどういうことなのでしょうか。よくわかりません。ただ神のみ知っておられることであり、神のよしとされたことという他ありません。わたしは、そのとき主に祈り求めた。「…どうか、わたしにも渡って行かせ、…見せてください。」
しかし主は、あなたたちのゆえにわたしに向かって憤り、祈りを聞こうとされなかった。主はわたしに言われた。「もうよい。この事を二度と口にしてはならない。」(申命記3:23-26)