月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年5月16日(土)

1テモテ4章 信じる人々の模範になる

むしろ、言葉、行動、愛、信仰、純潔の点で、信じる人々の模範となりなさい。自分自身と教えとに気を配りなさい。以上のことをしっかりと守りなさい。そうすれば、あなたは自分自身と、あなたの言葉を聞く人々とを救うことになります(1テモテ4:12,16)

 使徒パウロがこの手紙を書いた目的の一つは、年若いテモテを親身に励ますことです。年長のパウロから送られた手紙にテモテ自身も謙遜にさせられ、主の使命に応えたことでしょう。

 若さゆえにだれからも軽んじられることなく、「言葉、行動、愛、信仰、純潔の点で、信じる人々の模範」になるとは、「偽りを語る者たちの偽善」(2節)とは正反対のあり方を求めるものです。彼らは、「俗悪な無駄話」にふけり、「知識と呼ばれている反対論」を「鼻にかけ」ていました(6章20、21節)。それは、特定の事柄を追求する好奇心を満たしても、群れを養う力にはなりませんでした。当然の事ながら、健全な成長と進歩を見ることはできなかったのです。

 パウロがテモテに「自分自身と教えとに気を配」るようにと促すのは、そのような偽善ではなく、「信仰の言葉と…善い教えの言葉とに養われて、キリスト・イエスの立派な奉仕者」(6節)になるためです。

 年若い牧師のため、また、すべての御言葉の奉仕者のために、心を傾けて祈りましょう。

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