月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年4月15日(水)

イザヤ22章 ダビデの家の鍵を置く

わたしは彼の肩に、ダビデの家の鍵を置く。彼が開けば、閉じる者はなく、彼が閉じれば、開く者はないであろう。わたしは、彼を確かなところに打ち込み、かなめとする。彼は、父の家にとって栄光の座に着く。(イザヤ22:22-23)

 ここに突然、「ダビデの家の鍵」と出てきます。果たしてこれは何をさしているのでしょうか。何しろ、この表現は旧約聖書の中でここにしか出てこないものです。

 ここではエルヤキムが宮廷長の職務にあった時に、エルサレムが奇跡的に生き残ったことについての預言が語られています。主はこの時期、ダビデの家をこのエルヤキムに委ねられました。そのため、この間、ダビデの家は守られていきました。

 このように家の鍵を持つ者には大きな力が与えられています。しかし、この鍵は与えられたとはいえ、まだ力も期間も制限されていました。本当の鍵は新約の時代、主イエスによっていよいよ確かなものとされました(黙3章7節、マタ16章19節)。

 この鍵は何とも光栄なことに主イエスによって、キリストの体なる教会に与えられました。つまり「ダビデの家の鍵」にたとえられているものは、今や教会に与えられた天国の鍵の権能です。旧約聖書の預言からも、これほどの大きな特権を教会が委ねられているということを改めて思い知らされます。

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